クルーズレポート

日本晴れ、和太鼓教室!

2011年 世界一周クルーズ

2011.05.06

ソレ!和太鼓教室ドドンガドンッ、カラカッカ、ドドンガドンッ!!
「オッ、ソーレ!!!」

まことさん「みなさん先ほどは決まってましたねー!」
と、絵になるポーズを伝授してくれたのは、青海波の関根まことさん。

和太鼓一筋十余年、今回はにっぽん丸のために和太鼓教室を開いてくれました。
筋骨隆々とした腕がさすがに頼もしい風体を感じさせます。
それでは皆様、バチはしっかりと行き渡っていますでしょうか!

にっぽん丸山車「アッ、ソーーーレ!!」
インド洋の大空に響き渡る風流な音、波の音をバックに奏でる祭り囃子。
格別です。1時間の授業でしたが皆様大きく上達したご様子。
関根まことさん得意の決めポーズも様になっていますね!

サイン中「まこっちゃーん、サインして〜!」
ラブコールにはんかみの表情を見せる関根まことさん。
それでもしっかりサインペンを携帯しつつ、さすがです。

実は今回ご希望の方に、愛用のバチを差し上げるサービスをして頂きました。
にっぽん丸で出会えた一期一会に感謝を込めて。
関根まことさん、本当にありがとうございました!

写真・文 : 中村風詩人

にっぽん丸は順調に航海中です。

2011年 世界一周クルーズ

2011.05.05

にっぽん丸は、ただいま洋上ブロードバンドサービス “Ocean BB” のサービスエリアを外れて航海中のため「航海日誌」の更新を一時お休みさせていただきます。順調に航海を続けておりますので、どうぞご安心ください。

なお、次回の更新は通信環境が整い次第(5月7日ごろ)を予定しておりますが、状況により変更となる場合がありますのでご了承ください。

 

「ブリッジカメラ」は、原則として毎日更新しています。
「かもめ課長のブログ」は、不定期に随時更新しております。

盆踊り大会

2011年 世界一周クルーズ

2011.05.04

 

夕方になりました。今日も海は穏やかです。

でも何かいつもと違います。

船内には、祭りの笛の音が響き、お客様は浴衣を着ています。

そう、本日はお待ちかね「盆踊り大会」です!

 


青海波より関根まことさんが参戦。

中央の太鼓を力強くたたいて盛り上げます。

もともと関根まことさんは、和太鼓奏者ですよ。

こんな贅沢な盆踊り大会で良いのでしょうか!

 


デュアリスよりメグさんが参戦。

今夜の和太鼓、紅一点の盛り上げ役です。

メグさんはパーカッション奏者なので太鼓さばきもお手の物。

本当にこんな贅沢な盆踊り大会で良いのでしょうか!

 

 
にっぽん丸音頭保存会より清水智香子さんが参戦。

慣れた腰つき、花笠踊りを流れるようにこなします。

清水智香子さんはツアースタッフとして、旗を持ち慣れています。

何度も言いますが、こんな贅沢な盆踊り大会で良いのでしょうか〜!

写真・文 : 中村風詩人

モーリシャスってどんなところ?

2011年 世界一周クルーズ

2011.05.03

 

海、山、街。

自然はもちろん、農業やショッピングまで幅広い観光資源が、

沖縄本島の1.5倍程度の大きさに詰まっています。

人口は130万人、住民にはインド系の人が多く、

宗教はヒンドゥー教が大多数を占めています。

他にもクリスチャンやムスリム教徒なども混在しているようです。

 

ポートルイスのような大きな都市は、国内にわずか4カ所。

大地は比較的平坦で、サトウキビ畑が続く景色が頻繁に見られました。

お土産で人気なのは、ラム酒やバニラ紅茶、モデルシップと切手のようです。

今回は切手のセットをご購入の方がいたので見せてもらいました。

ポートルイスには有名な郵便博物館もあるそうです!

ウォーターフロントではゲストエンターテイナーの「青海波」さんたちと昼食をご一緒しました。

にっぽん丸が停泊している場所からわずか数分という立地か、

多くのお客様ともこのショッピングセンター内でお会いしました。

郊外へのツアーでは、モーリシャスきっての都市キュールピップを訪れたそう。

高台からは360度パノラマが楽しめ、皆様とても満足そうでした。

楽しい時間はいつの間にか、本船は午後18時にモーリシャスを出航いたしました〜。

写真・文 : 中村風詩人

第二の寄港地モーリシャス入港!

2011年 世界一周クルーズ

2011.05.02

 

2011年4月29日 にっぽん丸はモーリシャスに寄港しました。

8時ちょうど、オンタイムでCHIRISTIAN DECOTTER CRUISE TERMINALへと着岸を果たしました。

停泊中のにっぽん丸を見下ろすとこんな感じです。

意外にも湾岸には背の高いビルが並んでいて驚きました。

写真左側に見えるビルは25階以上とのこと、

モーリシャスはなかなかの発展ぶりです。

カフェで時間を使うのがヨーロピアンリゾート。

南国の島国に来た実感がわいてきます。

では皆様、鞄にワクワクを詰め込んで上陸しましょう!

写真・文 : 中村風詩人

王子江障壁画公開制作

2011年 世界一周クルーズ

2011.04.29

にっぽん丸では毎日のようにメインショーが予定されています。
その中でも人気の高いのが王子江先生の障壁画公開制作のショー。

王子江先生はご担当頂いている水墨画教室も大変人気で、
いつも講座時間前から抽選の列が廊下に並んでしまうほどです。
今回のメインショーもドルフィンホールが開始前から満員になりました。

入場からすぐに筆を取った王子江先生。
真剣な眼差しに、観客は一同固唾を飲んで見守ります。
途中、新聞紙に墨汁を吸い込ませたり、霧吹きを使用したり、
様々な道具を使いこなしながら大掛かりな水墨画の全貌に近づいていきます。

1時間を時計が刻むと、王子江先生が筆を置きました。
「屋久島 森の神境 平成二十三年 王子江(印)」
くっきりと落款が押され、見ていた皆様は口々に声を漏らします。

屋久島。
鬱蒼とした森の空気、水の流れ、
まさか墨だけで精霊の気配が描かれるとは誰も想像していなかったようです。

屋久島は王子江先生ご自身、何度も研究として訪れており、
もっとも思い入れの深い場所のひとつなのだそうです。
1時間かけて完成した作品の前に立つと、圧倒される思いを感じました。
王子江先生、ありがとうございました!

写真・文 : 中村風詩人

BINGO大会

2011年 世界一周クルーズ

2011.04.28

「ビンゴー!!ナイスビンゴー!!」
ドルフィンホールいっぱいに歓声と拍手が響き渡りました。
ラテンの音楽にのせてスタッフ、観客もスタンディングです。

初めてビンゴを達成した方は、誰よりも先に景品を選ぶことができます。
ブティック”アンカー”から進呈された景品が、ところ狭しとテーブルに並べられており、
ビンゴになったお客様もどれにしようか迷ってらっしゃるご様子。

「ビンゴー!!!」
歓喜の声がまた響き渡りました。
後半戦に突入すると、一度で何名か同時にビンゴすることがあります。
皆さんいっせいに景品を選びにかかっていますね。

「にっぽん丸恒例となりました。本日はまだビンゴをされていらっしゃらないお客様の中から、本日もっとも不運なお客様を選ばせていただきたいと思います!」

なにやら司会の蘇さんから不可解な提案がありました。
「数字を言っていき、最後までひとつも当たらなかった方は着席できない。」
そんな手厳しいご提案に皆様ハラハラしながらボードを見つめています。

「あなたが本日最も不運なお客様です!ですから、10万円のクルーズ乗船券を差し上げます!」
オオー、という会場のざわめき。一瞬耳を疑ってしまいました。
いやはやこのような展開を誰が予測したでしょうか。
今のお気持ちはいかがでしょうか、と蘇さんが当選者の方に尋ねます。

「信じられません!」
その通りです、私も信じられません!
今日も大盛り上がりのイベントで、夜が更けていきます。

写真・文 : 中村風詩人

八点鐘(はってんしょう)

2011年 世界一周クルーズ

2011.04.27

番留船長のお話聞き慣れない単語ですね。
中国語ではありません、日本語です。

世界一周クルーズなどで、国をまたいで旅をしていると、
どうしても時差補正で今が何時かわからなくなることがあります。

たとえば只今の航路、シンガポールからモーリシャスまでは5時間の時差があります。
それを10日間の航海で調整していくので、船内時間は2日に1回、1時間ずつ補正されるのです。
こんな時に、船内時間がわかる一つの目安に、八点鐘があります。

八点鐘八点鐘とは、操舵室にある鐘を8回鳴らすことで、
毎朝8時をお知らせしている、いわば目覚まし時計の役割を果たします。
今クルーズでは、普段航海士さんが鐘を鳴らし、
その後に、番留船長が朝のご挨拶をしています。

海面の鏡「本日は、海面がとても静かな一日なので、
デッキから下をながめると「にっぽん丸」という文字が水面に反射しているのが見えます。」
という面白いお話を番留船長がしてくれました。

八点鐘のあとの挨拶では、船内や海の情報など、
役に立つ豆知識などが語られ、毎朝なるほど!と思って聞いています。
今度はお客様が八点鐘を叩く体験があるので、その機会にはまた取材をしたいとおもいます。

写真・文 : 中村風詩人

小泉ヒロカズメインショー

2011年 世界一周クルーズ

2011.04.26

写真左:小泉ヒロカズ(violin,二胡,vocal)
写真右:ひがしやすゆき(guitar,vocal)

開始時間前から満員御礼を頂いたドルフィンホール。
今夜のメインショーは、小泉ヒロカズコンサートです。

小泉ヒロカズさんはヴァイオリニストとして
サザンオールスターズやSMAPのサポート経験をお持ちでありながら
作編曲家、二胡奏者、ヴォーカリストとして活動される
なんともマルチな才能を備えたアーティストです。

今回、サポートを勤めるのがギター、ヴォーカルを担当するひがしやすゆきさん。
ひがしやすゆきさんは、幼少から音楽に触れ、音楽誌で優秀賞や特別賞の受賞経験をお持ちの方です。

「今回ははじめてのヴァイオリン弾き語りに挑戦します!」とは小泉ヒロカズさんの言。
ヴァイオリンを顎にあてると身軽に客席へと足を踏み出しました。
観客席のまわりを流れるように演奏し、歌い、とても心地よいサウンドを届けてくれます。
メインショーはすべて撮影していますが、こんなパフォーマンスは初めてでした!

後々聞いた話なのですが、ヴァイオリンの弾き語りと一口に言っても、
小泉ヒロカズさんのようにストリングスパートを演奏しながら歌っている方は、世界に一人とのことです。驚きです!

プロフィールに二胡奏者とあったのを覚えていますか。
二胡は中国の弦楽器で、とても繊細な美しい音色を奏でる楽器です。
張られた弦と、それをこするための弓がつながっているので取り外せないのが特徴だそう。
よく見ると、弓の中に弦が入っているのがわかりますね。

補足ですが、よく日本の胡弓と間違われることがあるようですが、
それとは全く別のもので、二胡は中国のヴァイオリンとも言われています。

楽しい時間は、足早に過ぎ去ってしまうもの。
いつのまにか最後の一曲になってしまいました。
オリジナル曲「空色の夢」を披露してくれました。

個人的には今までの中でもっとも胸に響く一曲でしたが皆様いかがでしたでしょう。
小泉ヒロカズさんのこの曲に懸ける情熱のようなものを感じました。

夜のホールで聞くのも良いですが、
真昼のデッキで大空の彼方を眺めながらも合いそうです。
小泉ヒロカズさん、ひがしやすゆきさん、ありがとうございました!

写真・文 : 中村風詩人

3日に1回は・・・イルカ!

2011年 世界一周クルーズ

2011.04.24

いるか1枚目インド洋に入る手前。
凪の日がありました。

静かな海面を眺めていると、
これまた静かにイルカが跳ねてきました。

だいたいイルカは3日に1回は目にします。
操舵室や海ばかり見ていれば、たぶん毎日のように見えます。
日本を出て10日、5回ほどイルカを撮影しました。
(あれ、2日に1回は見ている計算?)

いるか2枚目バシャバシャ。
イルカって群れで出てきます。

これは子イルカばっかりの群れ。
とても小さい。船体に寄ってきたところなのですが
それでもこんな小さくしか写りません。

いるか3枚目その群れの親イルカ。
パーサーの方と話をしていると、
この時は、だいたい100頭くらいの群れだったとのこと。

4枚目最後に、イルカの写真で私のお気に入りの一枚です。
トロントロンの水面を、滑らかに泳いでいたイルカ。
夕暮れの時間に音もなく流れに身を任せています。
行ってしまうと、夢を見ていたかのような不思議な時間でした。

写真・文 : 中村風詩人