クルーズレポート

マーライオン家族に関する考察

2011年 世界一周クルーズ

2011.04.20

マーライオンは上半身がライオンで、
下半身が魚なことは多くの人が知っています。

ですが今、ここシンガポールのシティに、
マーライオンが三匹(三体?あるいは三頭?)いるのを
ご存知の方はあまりいないのではないでしょうか。

しかも、その三匹は家族関係を結んでいるらしく、
(調査によるとどうやら核家族のよう。)
子、親、祖父とそれぞれ分けて判別されているのです。

今回その三匹の撮影に成功したので
ここでこっそりご紹介差し上げたいと思います。
まず、一つ目の写真が子マーライオンです。

子マーライオン子マーライオンはまだ幼いようで、体もかなり小さい。
体長2m程度と言ったところでしょうか。
大人が囲むといささか存在感が薄く感じられてならないです。

祖父マーライオンこちらが祖父にあたるマーライオン。
やや、今度は異常に大きい。ビルとならんでも退けをとらないほどです。
なんと今回は祖父マーライオンの中に入った方から話を聞く事ができました。
他でもない、にっぽん丸にご乗船されている方です。

中はエレベーターでのぼり、口の部分が展望台になっているとか。
高さは38m。なんでも足の部分には水族館があるらしいです。
下半身が「魚」だからでしょうか。面白いアイディアです。

親マーライオン最後は親マーライオン。
皆さんがマーライオンと聞いて思い浮かべるのが、このマーライオンです。
どこ?ですって?真ん中にある赤い箱が親マーライオンですよ!

残念ながら、今回はマーライオンホテルと称して、改装中なのでした。
改装中ならマーライオンホスピタルに改名したほうがいい気がしますけど・・・。

ツアー風景「三匹も見られて、逆にラッキーだったわね。」
とはシティツアーに出られた方のお言葉。
いやはや前向きなお姿に勉強させて頂きました。

ところで、シンガポールのシンガとは、
サンスクリット語でライオンを意味しているそうです。
シンガポール人は、みんなマーライオンが大好き、良い国でした。

写真・文 : 中村風詩人

世界一周クルーズ最初の寄港地、シンガポールへ!

2011年 世界一周クルーズ

2011.04.20

シンガポール入港シンガポール海峡から湾へと入ると、左手にシティが見えてきました。
にっぽん丸は、到着予定時刻の4月19日午前7時、シンガポールクルーズセンターに着岸を果たします。

デッキに出てみると、一瞬ここがヨーロッパかと目を疑ってしまいました。
欧米のように整然と立ち並ぶビル群、近未来的な建物、道を行き交う高級車。
昇る朝日が静かにドラマを演出してくれました。

エントランスメインエントランスにはシンガポールと日本、両国の国旗が掲げられ
入港とは、入国という事なのだと改めて感じさせられました。
初の寄港地とあってか、これから始まる現地ツアーや自由行動に想いを馳せ、皆様心浮き立つご様子。
まずは、ツアースタッフが旗を掲げながら誘導をしていきます。
私も今回は2号車にご一緒してマーライオン公園へ向かいました。

停泊地周辺図にっぽん丸が停泊したのはシンガポールクルーズセンターという所です。
地図で見てみると、シティへのアクセスはもちろん、対岸には遊園地、
地下鉄駅、ショッピングセンター、モノレール、ケーブルカーが隣接しています。
なんという好立地。飛行場からだったらこうはいかないぞ、と感じました。

それでは皆様、シンガポールは治安が大変良いそうですが、
スリや置き引きにはくれぐれも気をつけて、良いご滞在をお過ごし下さい。
いってらっしゃいませ〜!

写真・文 : 中村風詩人

第1回ワインクラブ開催

2011年 世界一周クルーズ

2011.04.19

ワインクラブ食事会本日、にっぽん丸初の企画”ワインクラブ”の記念すべき第一回目が開かれました。
ワインクラブとは、全行程中に12回予定されているディナータイムで、
「本日のワイン」のご紹介を織り交ぜながら、一味違った食卓をお楽しみ頂く企画です。

しかもワインの選別は、寄港する国や地域にあわせながら
田崎真也さんがセレクトしたものと言うから期待感も募ります。
初の活動という事もあってかスタッフ、お客様となんだかかしこまったご様子。
ちょうど開会の挨拶をしている蘇さんも少し緊張気味?でした。

シャンパン乾杯に登場したのは今回メインのフランス産ロゼシャンパン。
お出ししましたジャン・アントワーヌ・アリストンは、
辛口の糖分がすくないもの、いわゆるブリュットと呼ばれるものだそうです。
通好みの一本、皆様も語納得のご様子。

ワインクラブがあるのを知ってか、今日の東シナ海はとても穏やか。
静かに静かに揺れる夕暮れの波、それはまるでグラス中のロゼのようでした。

写真・文 : 中村風詩人

Yuccaメインショー

2011年 世界一周クルーズ

2011.04.18

YuccaPerformer : Yucca(ユッカ)
Pianist : 古垣未来
Guitarist : 望月清文

皆さんコロラトゥーラって知ってますか?
なんとご存じない!?では、お教えしましょう!

コロラトゥーラとは、もともとはイタリア語で
トリルなどの技巧的な装飾に富む華やかな旋律のこと・・・
と、辞書に書いてありました。

実は私も知りませんでした。失礼。
Yuccaさんのようなコロラトゥーラの歌い手は
コロラトゥーラソプラノと呼ばれ、3オクターブの歌声を出せるそうです。

Yuccaさん始めに披露されたのは、Yuccaさんのヴォカリーズ。
一切楽器を使わず、歌声だけで表現されるメロディ。
透き通る美声に耳を傾けると、それだけで癒されてしまいます。

古垣未来さんYuccaさんたちは、2006年に初めてにっぽん丸にご乗船されてから、
もう5回目のご乗船となり、その都度メインショーを開催いただいています。
今航海でももう一度メインショーがあるのでとても楽しみです。
Yuccaさん、古垣さん、望月さん、ありがとうございました!

写真・文 : 中村風詩人

赤緯直下、無くなった影

2011年 世界一周クルーズ

2011.04.17

影がない一同2011年4月17日、お客様やスタッフたちが
にっぽん丸7階のスポーツデッキに集まりました。
気温は30度近い炎天下の中、なぜこんな事をしてるのでしょう。
答えは写真にあります、よーく見てください。
なんだか影がおかしくないですか??

そう、影がありません!
正確に言うと真下に影が出ています。
実は太陽が自分の頭の真上にあるので事で影がなくなったように見えるのです。

皆さんも、船の場所は緯度と経度で表されているのをご存じかと思います。
同じように太陽も「赤緯と赤経」という数値で場所がわかるそうです。
(ちなみに読み方は「あかい」ではなく、「せきい」です!)
その太陽の赤緯と船の緯度が同じになったためにこの現象が起きるのだそう。

真昼の星影が真下にできるなら、真上で影絵ができるんじゃないか!?
そんな事を言い出したのは、クルーズスタッフの南尚幸さん。
みんなでピースを重ねて作られた星の形。
真昼にこんな素敵な星を見たのは、もちろん初めてです。

地球の丸さを体感した出来事でした。
なんとも貴重な瞬間に立ち会えて、一同感激です。

写真・文 : 中村風詩人

亜羅仁のマジックショー

2011年 世界一周クルーズ

2011.04.16

亜羅仁さん登場するなり早速ハンカチマジックをご披露。
歓声があがるなか、「亜羅仁です」と自己紹介。
誰もが一度は憧れるマジシャン、やはり格好いい!

亜羅仁さんマジック印象的なのはやはりクライマックスのマジック。
手のひらに乗せた旗、その先をお客様が持っていると、
スルスルっと会場いっぱいに伸びていき、驚きの拍手があがります。

どこまでいくのーと、油断してたら「どこまでいくの〜!」
皆様今度は爆笑の拍手を亜羅仁さんに贈っていました。
今夜は亜羅仁さんのメインショー、とても楽しみです。

写真・文 : 中村風詩人

船長から皆様へお届けするカクテルパーティ

2011年 世界一周クルーズ

2011.04.15

今航海、初めてのフォーマルデイ。
船長から皆様へカクテルをお届けするパーティが開かれました。
男性はタキシード、女性はドレスに身を包み、
会場のドルフィンホールは今までにないほど華やかなムードでした。

バーテンダーお手元のアクセサリーに添えられたのは色とりどりのカクテル。
バーテンダーの益田直政さんが作るスペシャルカクテルは、
アラウンドワールドと言い、世界一周を記念しているそうです。
今クルーズにぴったりの素敵なプレゼントですね!

スタッフ紹介スタッフたちもいつもの衣装とは違い、
蝶ネクタイやドレッシィなスタイルで登場です。
この後、スタッフたちは記念撮影に引っ張りだことなり大忙し。
皆様、良い思い出写真は撮れましたでしょうか!

写真・文 : 中村風詩人

お一人参加の集い

2011年 世界一周クルーズ

2011.04.14

お一人参加の集い「お金と時間があれば世界一周をしてみたい」

そんな声は時々耳にすることがあります。
続く言葉は、「でもそんな余裕はないから・・・」と。
確かに私も、世界一周は“夢のような話”だと思っていました。

今回は「お一人参加の集い」という談話会に参加してみました。
お一人で乗船している方は、全体で数十名いらっしゃるそうです。
これは半数とは言いませんが、なかなかの数字ではないでしょうか。

定年した自分へのご褒美、介護を終えた方、長年の想いがあった方など
乗船されるきっかけは様々でしたが、皆さんエイっと飛び乗るような
勢いを感じるお話が多かったように思えました。
中には横浜出航の当日に申し込みをされて、
そのままエイっと乗船されたという方もいらっしゃいました。

ところで、お一人参加と言っても、純粋にお一人で乗られている方は半数程度で、
残りはご友人やご近所の方、あるいは共通の想いを持つお知り合いを誘ってなど、
一人参加ながら知り合いはいらっしゃるという方も多くいらっしゃいました。
エイっと飛び乗る時に、ご友人と一緒だと行きやすいものなのですね。

特に国内の短期クルーズに一度ご乗船されて、
前もって船旅がどのようなものか確かめている方も多く見受けられました。
小笠原クルーズ、韓国クルーズ、太平洋一周クルーズ、そして世界一周へ。
こうした話を聞いていると、世界一周は“夢のような話”ではなく、
“とっても現実的な話”に思えてならないひとときでした。

写真・文 : 中村風詩人

全員出席、避難訓練

2011年 世界一周クルーズ

2011.04.14

避難訓練「問題が発生しました、乗客の皆様は4階デッキにお集まりください。」

聞き慣れない警告音とともに船内アナウンスが入りました。
避難訓練や避難経路の確認が、法律で義務付けられているため
乗組員、乗客の全員が救命ベストを着用してデッキに集まりました。
皆さんは着る機会のない救命具に身を包み、なんだか楽しそうな表情です。

にっぽん丸概観ミニチュアにっぽん丸には、両側に3種類ずつ救命ボートが備え付けられています。
一番大きい救命ボートは、なんと150名もの乗客を収容できるそう。
その船内には食べ物や飲み物、臨時のゴムボートや通信具、
さらにモーターまでを装備している豪華ぶりです。

ライブラリの車窓からそんな頼もしい救命ボートも、もちろん普段は全く出番がありません。
そこにあるのが当たり前という存在なので、
いまさら船内の皆様は特に気に留めていないようです。
改めて見てみると、窓の外に船が浮かんでいるというのは、なんだか面白い風景ですね。

写真・文 : 中村風詩人

どっちが船首?どっちが船尾?

2011年 世界一周クルーズ

2011.04.14

クルーズでは船体の前方を「船首」、後方を「船尾」と呼びます。
例えばにっぽん丸では、バーは船首に、大浴場は船尾にあります。
他にもダイニングやスポーツジムなど施設の場所は、
よく船首か船尾かを基準に説明されています。

しかし困ったことに、時々どっちが船首でどっちが船尾か
わからなくなってしまうことがあります。
進行方向が船首と思えばいいのですが、航海中はゆっくりと進むためか、
室内にいるとどっちに進んでいるのか判断が付きません。
何か良い判断方法がないものか、と頭を抱えてしまいました・・・。

にっぽん丸船内ツアー

「良い判断方法が、ありました!」
船内ツアーというイベントに参加してみたら目からウロコ。

「エレベーターから降りて正面が、いつも船首です。」

各階の移動にエレベーターを使うので、
乗り降りする度に、どっちが船首でどっちが船尾か分かります。
すぐに役立つトリビア。さっそく今日から実践です!

写真・文 : 中村風詩人