かもめ課長のブログ

心よりお見舞い申し上げます。

日記

2011.03.14

かもめ課長です。

東北から関東までの広い範囲に未曾有の被害をもたらす大地震が発生しました。特に、三陸地方を中心とした東北の太平洋沿岸地域は広範囲で大きな津波に見舞われ、本当に正視できないような甚大な被害です。まずは被災された皆様には心からお見舞いを申し上げます。

三陸方面はにっぽん丸のクルーズでも人気のエリアで、かもめにとっても大変馴染み深く、ショックを受けています。ここ1年でも、八戸・宮古・釜石・大船渡・石巻・小名浜など、今回被災された多くのエリアに寄港させていただきました。どこも盛大な歓迎行事や見送り行事、市民の方々向けの船内見学会などで市民の皆様との接点も多かっただけに、各地の惨状を目の当たりにして、しばし呆然とします。現在陸上勤務中の船長も、そう言っていました。
 
このブログでもご紹介したことのある釜石は、大きな被害を受けました。かもめも昨年にっぽん丸の受け入れに行きましたが、優しい表情の観音さまが見守る静かで穏やかな港でした。あの時お世話になった役所の方々、出迎えの太鼓を叩いてくれた方々、虎舞を見せてくれた高校生、見学に来てくださったおじいちゃん、おばあちゃん、見送りに来てくれた高校のブラスバンド部のみなさん、そしておいしいウニの瓶詰めを売ってくれた岸壁のお土産屋さん・・・。もちろん、お一人お一人を存じ上げているわけではありませんが、今でも何となくお顔の浮かぶ方もいて、また、あの時の様子も目に浮かぶので、とても他人事とは思えません。考えれば考えるほど心配で涙が出そうになります。今はただただ、皆さまのご無事を祈ることしかできません。

宮古のキャンドルイルミネーションでのお見送り、「クルーズ・オブ・ザ・イヤー」にも輝いた盛大な歓迎が有名な大船渡、にっぽん丸農園のおいしいりんごが忘れられない八戸、初寄港に向けてご尽力いただいた石巻、冬の寄港にもかかわらず、温かく迎えてくれた小名浜・・・。早期の復興を祈るばかりです。
 
 

国民の多くが、海と接して、海とともに生きていく、生きていかなければならない日本。にっぽん丸もまったく同じです。今は「電気を消す」ことくらいしかできないかもめですが、他にできることはないだろうか、あらためて考えさせられています。

 
 

被災された皆様には、心よりお見舞いを申し上げます。