かもめ課長のブログ

夏の船旅:竿燈祭りでドッコイショー♪

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2022.09.13


こんにちは、かもめ課長です。

にっぽん丸の東北夏祭りクルーズというコースはご存じでしょうか。毎年のように行われている人気のコースで例年青森県のねぶた祭りと秋田県の竿燈祭りに行くことができるのが魅力です。ところでこちらの港、どこの港だか分かりますか。


え、どこににっぽん丸がいるかも分からない・・・という方がもしいらっしゃったら、にっぽん丸は当然海の上、こちらの岸壁に停まっています。そう!ここは秋田港です。


夏祭りクルーズで寄港する秋田港と言えば目的はご存じ竿燈祭りです。国の重要無形文化財となっている歴史あるお祭りで、始まりは江戸時代と言われていて、実に200年を越える伝統があるのです!


実は竿燈祭りの会場にはにっぽん丸の専用桟敷席というのが例年ご用意されます。オプショナルツアーで見に行くことができ、にっぽん丸の停まっている港からは専用のバスで会場近くまで行き、桟敷で間近からお祭りを鑑賞できるのが好評です。


ところで、秋田より少し南の仙台では七夕祭りが有名です。陰暦では七夕の暦にあたるので、8月でも七夕なのですね!秋田の竿燈祭りも元々は笹竹に願いをかけていたそうで、それに燈籠や蝋燭などの文化が合わさって現在の竿燈になったのだそうです。


東北地方では笹に願いをかける習わしが他の地域よりも強かったのですかね〜♪竿燈祭りの願いは、ずばり「真夏の病気や邪気を追い払う」こと!まさに今の日本にもぴったりな国民の願いですね!


この竿燈は若と記され、そのサイズごとに、幼若、小若、中若、大若と4種類の竿燈があり、差し手と呼ばれる力自慢達が絶妙な安定感で妙技を披露。手、腰、肩、額を駆使しながら安定感と躍動感を両立するのは並大抵の練習ではないはずです。それもそのはず、大若の竿燈ともなればその高さは12メートルもあるのです!そのままでは持ち上げるのは困難なため、継竹といって、少しずつ竹を継ぎながら伸ばしていく様も圧巻です。


秋田竿燈祭りは日本の夜景遺産にも登録されているそうです。夜を照らす竿燈の美しさを見た人は納得の称号ではないでしょうか。夜空を左右に少しずつ揺れる様は、黄金の稲穂に似たり。その根元の差し手達は、倒すまいと必死に構えて天を仰ぐ。まさに米の豊作を願う気持ちを形にしたかのようですね。船で訪ねる日本のお祭りは情緒に溢れています!いつか皆様もにっぽん丸でこの竿燈祭りに行ってみてくださいね〜♪