かもめ課長のブログ

東京港。これまでもこれからも!

その他クルーズ関連

2020.09.18


こんにちは、かもめ課長です!

にっぽん丸にはホームポートという、いわゆる母校ならぬ母港があるのはご存じですか。ホームポートの場所は・・・そう!東京港です。数年前に都庁でホームポート認定を受けて以来(認定以前もですが!)、東京の海の風景を沢山彩ってきました。


そのホームポートは晴海の東京港から、先週2020年9月10日に新たにオープンした東京国際クルーズターミナル(東京港)に代わりました。この東京国際クルーズターミナルが、今はにっぽん丸のホームポートです!(パタパタ)


先月末このターミナルににっぽん丸が入港したのはお知らせの通りですが、そういえばこのターミナルはどこにあるのでしょう。東京港なのでもちろん東京都です。港区はお台場の湾岸エリア、地図で示しているピンク色のピンの所がターミナルの場所です。


最寄り駅は、ゆりかもめの「東京国際クルーズターミナル駅」です。あれ?こんな駅あったかな?という皆様。鋭いお察しです。実は改名されて生まれた新駅で、以前は「船の科学館駅」でした。


さらに同じ頃にもうひとつゆりかもめの駅名が変わったそうです。慣れ親しんだ終着駅「国際展示場正門駅」が、今は「東京ビッグサイト駅」となりました。確かに分かりやすい〜!とかもめも納得。そしてこちらのにっぽん丸はクルーズターミナルの3階からの景色です。


本当はこのターミナルの中をくまなくご紹介したいのですが、国際船の発着を管理する税関や入国審査など重要な設備があるので、ちょっとご紹介は見送ります。が!1箇所だけ、かもめの気になったポイントを・・・こちらターミナル内のエレベーターです。税関というすこーし堅苦しいところで愛らしいイラストを発見。しかもどことなくにっぽん丸に似ています!


東京湾に浮かぶように堂々と建造された新ターミナル、既にかもめのお気に入りなのですがひとつだけ少し寂しいこともあります。実は先ほどの地図を見るとお分かりの通り、今後はおそらくレインボーブリッジの下をクルーズが行き来することはほとんどなくなってしまいそうです。橋の下を見上げた瞬間の臨場感あるシーン、出港まもなく汽笛を鳴らすと橋と海面で反響する何とも言えないあの音色・・・思い出すととっても懐かしくなります。


しかしこのレインボーブリッジを通過してクルーズが入港していた。という事こそが、新港建造への理由となったのも事実です。世界を航行する大型客船の中にはこのレインボーブリッジをくぐることが出来ない船も少なくありません。そのため新たな東京港には今まで入港を断念していた大型客船も寄港できるようになったのです。これは素晴らしいことですね!


目の前には潮騒の聞こえる緑豊かな公園があったり、船の科学館(今は休館中)のたもとには海軍時代の特務船、また南極観測船でもある宗谷(SOYA)も停まっているなど見所もあります。かもめもこの前行ってみましたがお勧めですよ〜!


そして東京湾内航行中の名物?でもある間近に迫る羽田空港の離発着は健在です。そろそろクルーズも終わりかなぁ、と思って甲板から空を見上げると、ゴォォという音と共に真上を通過する旅客機は、全国的にも珍しいクルーズシーンのひとつかと思います。こうした魅力溢れる新旧の東京港、これまでもこれからもにっぽん丸はホームポートを持つ客船として東京港を応援していきますっ!