かもめ課長のブログ

秋の世界遺産クルーズ4日目:熱気溢れる小松島

国内クルーズ(3泊~5泊)

2015.10.11

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こんにちは、かもめ課長です。

にっぽん丸は四国の東の玄関口、小松島港へと着岸しました。ここ小松島は、太平洋と瀬戸内海の交わる2つの海を持ち、豊かな漁場から特産品はタラやハモから作る竹輪、白身魚のすり身を揚げたフィッシュカツ、チリメン、干しエビなど様々な海産物が絶品です。小松島市のキャラクターは狸。金長タヌキと呼ばれ古くから愛されているそうです。

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今回の秋の世界遺産クルーズのハイライトのひとつ”無料シャトルバスで改装後の姫路城を満喫”は満員必須の人気、他にも徳島の秘境祖谷渓を訪ねたり、金比羅宮に行くものなど様々なツアーが用意されました!が、かもめは今日は港の周りでゆっくりすることにしました。

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秋の世界遺産クルーズは4泊5日。5日毎日ツアーに行くのも良いですが1日くらいゆっくりする日を設けてもメリハリを付けて楽しめるというもの、自分なりにスケジュールを組めるのもクルーズならではなのです。ということで小松島観光案内の方と相談してミニ四国八十八カ所ハイキングなるものに出かけることにしました。

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ミニ四国八十八カ所は、四国遍路に行くのが難しい人のためにもと作られた小一時間ほどの散歩路。その道すがら各地の霊場から集めた土を使って建立された地蔵尊が並ぶというコースです。

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何より入り口はにっぽん丸が停泊している港から徒歩10分くらいとアクセスもばっちり。心地よい森のようなコースを進むと視界が開けて海を見渡す展望台へ。眼下に広がる小松島町、そして着岸するにっぽん丸。訪れた町と一緒ににっぽん丸を見ていると、「あの船に乗ってここまで来たのだなぁ」と身に染みてクルーズを振り返ることが出来ます。

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港に戻るとすっかり陽も暮れていました。本日の出港は午後19時、その少し前から岸壁が何やら騒がしくなってきました。大勢の小松島の方々がにっぽん丸のお見送りにきてくれています。それぞれ手に握られたライトが明るい三日月を描くように元気に左右に振ってくれています。

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さらにその前では徳島の名物”阿波踊り”が披露されました。踊ってくれたのは小松島地元の金長連(きんちょうれん)です!躍動感のある動き、思わず体が動いてしまう踊りのリズム、この元気なお見送りにはにっぽん丸のお客様達も大喜びです!

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小松島市の花“ハナミズキ”が散りばめられた衣装で時に激しく、時に美しく踊り賑わいます。「踊る阿呆に見る阿呆」!笛と太鼓の音と共に金長連全員が決めポーズ!だんだんと岸壁を離れていくにっぽん丸、それでも鳴り続ける踊り続ける金長連。熱い気持ちを受け取って大洗港へとにっぽん丸は舵を取ります。小松島の皆様、最高の熱気をありがとうございました!