秋の世界遺産クルーズ5日目:大洗帰港
2015.10.12
こんにちは、かもめ課長です。
盛大なお見送りをいただきながら小松島を出港したにっぽん丸。夜も深まってくると、皆さんはスーツやドレスに着替えてドルフィンホールへと集まってきました。本日は吉村美樹さんのソプラノコンサートです。
少し前からフェアウェルパーティの感謝をこめてカクテルをふるまっています。ほろ酔いになった頃、透き通るような吉村さんの歌声がホールに響きました。途切れることない豊かな声は、流れ続ける波のような絶え間ないリズムを奏でています。
ゆっくりと眠れそうな洋上の最後の一夜。翌日は目を疑いたくなるほど真っ青な晴天に恵まれました。思えば今回のクルーズでは全て素晴らしい天気でした。屋久島こそ雨でしたが、屋久島は雨でこそ自然の美しさが生きてくる場所です。
午後になると最後のビッグイベント、ビンゴ大会が開催されました。400名近いお客様が一斉に白熱しながら次にくる番号とにらめっこ。ナイスビンゴー!大声でスタッフが叫ぶとファーストビンゴの方が壇上へと上がります。
羨望の眼差しの皆様、それもそのはず今回はわずか9個読み上げただけでビンゴという、ほぼ最短距離でのビンゴ達成だったのです!にっぽん丸ではショップで販売しているような贅沢な品揃えでいつも好評を頂いています。さらにここには掲載できないようなサプライズの賞品も・・・。
「皆様、今回のクルーズも残すところあと一時間となりました」。既にかもめは聞き慣れたはずのキャプテンからのアナウンス。本日はデッキで素晴らしい夕陽を眺めながら、穏やかな波の音と一緒にこのアナウンスを聞いていました。
このアナウンスは、何度聞いてもいつも心に響いてきます。わずか2,3分の放送が続いている間に、この5日間に訪れた寄港地、楽しかった出来事が走馬燈のように眺める海の上に蘇ってきます。
「今回のクルーズは大きな発見があったの。ひとつ頑張ることにしたの」。そう何気ない会話で話してくれたお客様がいました。何に頑張るのか詳細は分からないのですが、この旅の中でひとつ整理がついて、何か新しい光が灯ったのがぐっと伝わってきました。
いつもと変わらないサービス、相も変わらぬ美味しい食事、楽しいイベント。それでもいつもとまるで違った何かを持ち帰ったような、そんな気がする素晴らしいクルーズでした。かもめはここ大洗で皆様と下船します、そして明日も良い日を過ごします!どうぞ皆様も良い日々を、ご機嫌よう!そしてまたいつか、このにっぽん丸でお会い出来ることを楽しみにしています!