秋の世界遺産クルーズ3日目:屋久島トレッキング
2015.10.10
こんにちは、かもめ課長です。
昨日までの晴天が打って変わって雨が降り出しました。それもそのはず、ここ屋久島はむしろ雨が降っていないことのほうが珍しいかもしれません。今回もトレッキングにでかけるかもめですが、むしろ雨が降っているほうが晴れているよりも断然苔や緑がうつくしく輝くのです。
着岸からまもなくキャプテンと屋久島町民との歓迎行事が開かれました。記念品の交換やご挨拶・・・をしている間に下船を今か今かと心待ちにしていたお客様も上陸を開始、皆様さわやかに走って森の方を目指します。
岸壁にはツアーバスもずらりと並び細かいケアで時間通り皆様をそれぞれの場所へとお連れします。かもめがご一緒したのは白谷雲水峡トレッキングツアー、登山のように本格的なトレッキングルートを回る上級者ルートです。
岸壁に用意されたレンタルウェアやレンタルシューズを受け取り皆様と雲水峡の入り口へ、ガイドさんから当日の歩き方の注意や準備運動をこなせば、あとはひたすら歩くのみ!
登って下って大地を感じます。深呼吸をして、滴に触れて森の空気を体の中に入れていきます。ゆっくりと時間を掛けて歩きながら、だんだん体が森で満たされてきた気がします。杉の木の株に入って雨やどりをしながら昼食のお弁当を食べる。「こんなに冷えているのに、なんでこんなに美味しいんだろう!」皆さんと会話も弾んでかもめも充電完了です!
楽しい時間はあっという間、着替えてお土産を買って、いつのまにか行き慣れた4階のデッキで屋久島を見ています。気高く見える2000メートルの山々の中腹に行って来た、その事実も嘘のようです。デッキ越しに見える屋久島は、朝見ていた時よりも少し近くに感じられる気がします。この次くる時には、今日見た小さい杉の子供がもう一回りくらい大きくなっているかもしれません。「また来るね−!!」と心の中で叫んで出港です!