かもめ課長のブログ

八丈小笠原1日目:大洗出港

国内クルーズ(3泊~5泊)

2019.03.02


こんにちは、かもめ課長です。

朝9時、かもめは茨城県の海の玄関口、大洗港を見下ろす高台に来ています。大洗のシンボルとも言えるマリンタワーを左手に、右手には夏に海水浴で賑わうサンビーチを見ながらにっぽん丸の入港を待ち構えて・・・高台から少しくだって今回は浜辺の松林と一緒ににっぽん丸。


岸壁に行ってみるとなにやら見たことないほどの人だかりが・・・!その中心には大洗が誇る全国優勝のマーチングバンド“ブルーホークス”が演奏していました!これを一目みようと集まった皆様、っにしても多すぎる?!


車もずらーっと並び、屋根の下にも人だかり、奥にはマリーナにも船がずらーっと留まっています。大賑わいの理由がわかりました。実は本日は「にっぽん丸 大洗 海の大使就任記念式典」があるのです!にっぽん丸を運航する商船三井客船の山口社長も壇上でご挨拶です。


そして式典を終えるとそのまま出港準備に取りかかる本船。銅鑼の鐘が鳴り響き、係留されたロープがはずれ、お客様も別れを惜しんでか紙テープで出港のご挨拶。汽笛がなったのを合図に岸壁から離れていきます。


出港を一段と盛り上げてくれたのはやっぱり大洗高校のマーチングバンドです。同じ目線の高さで見ているよりも、上から見たほうがずっとその隊列がよく分かります。まるで龍が舞うように綺麗な円を描いて歩きながら演奏しています。最後の隊列も上からみるととっても立体的です!


その舞台裏では航海士とキャプテンが周囲を確認しながら徐々ににっぽん丸は離れていきます。一本一本紙テープも破れて風に舞うと、ちょうど港を照らした日没に透けて美しい花吹雪を見ているようです。


3月とは思えないほどの強い日差しを保った夕暮れです。トワイライトに染まる大洗の町並み、ビーチの潮騒、岸壁のマーチングバンド、いろいろまるで幻想だったように本船はしっとりとした夕陽のムードに。聞こえる音と言えば頬をなでる海風くらいです。本日はかもめの大好物の神秘的な夕陽でした。


出港後の船内ではこれから始まる6日間のクルーズを十二分に楽しむためにオリエンテーション(説明会)が開かれました。初乗船の方、久しぶりのご乗船の方、あるいはリピーターさんへの再発見などいろいろと役立つ情報盛りだくさんです。


そして一日の締めくくりはやはりメインショー。本日はソプラノ歌手の吉村美樹さんをお迎えして華やかなひとときをお届けしています。洋上の微笑みと題した歌声は、洋上を駆けるこの船のように心地よく壮大な響きがありました。わずか2時間前までは大洗の岸壁にいたとは思えません、あっという間にこれぞクルーズ!と言いたくなるような素敵なワンシーンに出会うことができました〜!明日は八丈島。どんな一日が待っているでしょうか〜!