大洗発着小笠原3日目:小笠原出航
2017.06.23
こんにちは、かもめ課長です。
午後は絶景の海岸線をドライブ。窓を開け放して風を感じるだけでもなんて気持ちがいいのだろう。コバルトブルーの波打ち際は陽射しを受けてキラキラと光っていました。
その後に参加した小笠原周遊クルーズツアーではにっぽん丸の近くを抜けて外洋へ。ここでも船がきる風を感じながら岸壁に戻ってきたかもめです。
あっと言う間に一日が終わろうとしていました。最終通船でにっぽん丸へと向かったかもめは早速キャビンでシャワータイム、体を揺らすと砂が少しパラパラ落ちて服についた葉っぱもぱらり。小笠原の香りを少し運んできてしまいました〜。
リフレッシュしたかもめはデッキにでて、にっぽん丸の一番高い8階まで登りました。今日、高台からみたにっぽん丸はこんなにも綺麗な海の上に浮かんでいたのを思い出していました。海を吸い込むために深呼吸をひとつ、本当に気持ちの良い時間です。
まもなくして出航となり一日上陸を手伝ってくれた漁船達がお見送りにきてくれました。感謝の叫び声を耳にするたびに嬉しくなります。幸せの余韻を噛みしめながら大きく手を振るかもめです。
そのとき、船首でひゅっとイルカが跳ねました。スピナードルフィンの名前の通り高々を体を飛ぶように泳いでいきます。美しいシルエットがにっぽん丸の左舷右舷といったりきたり、まるで彼らもさようならの挨拶をしてくれているようです。
イルカショーが終わり静かになったデッキに訪れた時間はサンセットのひととき。あまりの美しさにもう声がでてきませんでした。
ザザンザザン。波打ち際に寄せるような航海の音と夕暮れ、ビロードのようなしっとりした海面、決して人工的には作ることのできない心地よさがデッキに溢れていました。