屋久島プレミアム3:森の中のコンサート
2016.10.21
こんにちは、かもめ課長です。
目的地までの移動も旅の一部。にっぽん丸の船内で森を堪能してしまったかもめです。ですが今回の屋久島プレミアムのメインは何と言っても野外コンサートです。森の中で演奏や歌を聞く、いえ感じるためのプレミアムなイベントです。
まずは安全第一。大勢のクルーがライトで足下を照らしながらの誘導、さらにかもめが感動したのが会場横に敷かれたベニヤ板。なんと車でアクセスできる限界の場所から車椅子の方がぬかるみを通らないで行けるようにという取り計らいでした。そう安全第一なのです!(あ、二回目ですね)
すっかり暗くなった空。ふっと照明が落ちると静けさが舞い降りました。会場を流れる小川の音、森の木々を揺らす風の音、そして鈴虫の声のようなバイオリンの音色が私達の耳に届いてきました。
屋久島プレミアム野外コンサートの開演です。「張り詰めた、弓の・・・♪」屋久島と言えばもののけ姫の舞台、そのテーマソングを歌うのは同じくジブリの千と千尋の神隠しの主題歌で有名な木村弓さんです。実はこのコンサート会場はもののけの森と言われる白谷雲水峡のすぐ近く、ワンフレーズ目にしてここで聞くことの素晴らしさが分かります。
もうひとつの目玉とも言えるのがレーザーショーです。お客様の頭上すれすれを眩しくないように光のラインがほとばしります。
照らされた先はステージ対岸の森。全体的に明るくなっていますが、よく見ると無数の点々が行き来しているのです。この森の聖なる光を表したい、そんな想いを込めてのショータイムです。
木村さんの歌声は美しく、切なく、深く森にこだまします。「悲しみと怒りに潜む、誠の心を知るは、森の精♪」小川のせせらぎのように、ゆったりと時間が過ぎて行きます。お客様の中にはこのわずか1時間のコンサートのために乗船した方もいると思います。これは体験しないとなかなか伝わりにくいと思いますが、きっとお客様皆様も、ついでにスタッフもかもめもこの1時間の体験を忘れることは無いと思います。それくらい特別な屋久島でした。ん、特別な屋久島??そう!まさに屋久島プレミアムでしたっ!