小笠原クルーズ2日目:航海日
2016.04.24
こんにちは、かもめ課長です。
本日は終日航海日。小笠原は定期船で行こうと思うと直行して約25時間かかります。全速前進で向かうのも良いのですが、もし今回出航から25時間で到着したとすると、父島上陸は午後18時ということになってしまいます。
やはり真っ暗な小笠原よりも朝日に照らされた小笠原に入港したいものです。そこでにっぽん丸は速度を落としながら進み、さらに東京から小笠原に向かう間にある島々を周遊していこう、という贅沢なスケジュールで航行しています。
写真1枚目と2枚目に写っているのはスミス島。MRスミス氏が見つけたからスミス島。なんとも安直なネーミングですが、見る角度によって形が変わって見えると皆様目が離せないご様子でした。
次に見たのはかもめも大好きな孀婦岩。ある角度からだと子供を抱く女性の姿に似ているということで孀婦岩と名付けられました。島々の周りをにっぽん丸は時間をかけて2周していきます。見慣れない円周を描く航跡はなんとも優雅でした。
あれれ、2周も回っていたらどっちが自分の部屋かちょっと迷ってしまいました。そんな時はエレベーターの床を見てみると一目瞭然。上側が前(fore)、PORTが左、STARBOARDが右。こんな方向の覚え方もにっぽん丸ならでは。もう皆様はご存じでしたか。
日が沈む頃、皆様ドレスコードのセミフォーマルウェアに着替えて続々とドルフィンホールに集まってきました。キャプテン主催のカクテルパーティで皆様をおもてなし、3種類の小笠原の海をイメージしたドリンクを片手に乗組員が挨拶をいたします。
ピアノの生演奏と透き通るようなヴォーカルをバックミュージックに、見上げればシャンデリア、さりげなく片手をあげてカクテルのおかわり。さっきまで大きな岩をみてはしゃいでいたとは思えない身のこなしのお客様方です。
毎夜行われるショータイムですが、本日は上口龍生のエキサイティングマジックショー。輪っかがつながったり離れたり、広げた掌からは炎が飛び出すと大きな歓声があがりました。明朝は小笠原父島に入港、夜更かしをしてしまわないように注意ですね!