かもめ課長のブログ

秋の屋久島・熊野と瀬戸内海とかもめ「3日目」

国内クルーズ(3泊~5泊)

2013.11.03

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こんにちは、かもめ課長です。

にっぽん丸は屋久島に無事に入港しました。着岸は10時、潮の香りは緑の香りに代わり、煙る視界に「屋久島」を感じます。4階デッキで景色を眺めていると「今回の旅の目的地だった、一度は必ず来てみたかったんだ」というお客様のお言葉、なかなか飛行機と船を乗り継いでくるのは大変な作業、こうしてキャビンから起き出したら太古の森が目の前に広がる贅沢さを改めて感じました。

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ツアーに参加する方やタクシーをハイヤーしたり、あるいは港の周りからトレイルしていく方など過ごし方は様々。時間も朝から夕方まで丸一日、さすがに縄文杉まではいけませんが、色々と見て回れる所は数知れず。推定樹齢3000年の紀元杉やそこに着生するヒノキやナナカマドに生命力を感じたり、いわさきホテルでモッチョム岳を見ながらランチをしたり、実は深い森そのものの屋久杉ランドを散策したり・・・

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中でも人気のあったコースのひとつが、もののけ姫の舞台”白谷雲水峡”を4〜6時間かけてじっくりと散策するコース。水飛沫があたるほど近くの林道を抜け、岩で作られた階段を昇れば苔むした物語の世界に迷い込むことが出来ます。先ほどまで船内でくつろいでいたのが嘘のよう、一日といえどじっくりとそれぞれの屋久島を堪能できたのではないかと思います。

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そんな中、かもめが選んだのは港の周りの散歩。船に慣れた常連様のような過ごし方をしてしまいました。丘の上で屋久島ラーメンを食べてスーパーでたんかんジャムをお土産に、帰りにパン屋さんでレーズンパンを買って河辺のベンチでのんびり食べて過ごしました。川沿いに生えていた桜の枝が季節外れの一輪を咲かせています。かもめにとってはなんとも平和な、なんとも贅沢な一日の過ごし方でした。