かもめ課長のブログ

にっぽん丸とボージョレヌーヴォーで乾杯

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2012.11.15

ボージョレヌーヴォー

かもめ課長です。

11月15日。記念すべきボージョレヌーヴォーの解禁日がやってきました。ここにっぽん丸では、ドルフィンホールに多くの船客の方々が解禁のその時を待って集まっています。そしてカウントダウン役に田崎真也さんをお迎えして、会場にいる全員がワイングラスを片手に準備しました。

ボージョレヌーヴォー

ワイングラスを手に持つと、会場はチェリーのような甘みのあるブドウの香りに包まれました。本来グラスを近づけて楽しむ香りも、これだけの数が一気に花開くと空間全体の空気を全て染め上げてしまうから驚きです。

毎年の善し悪しに一喜一憂している人達が「今年のボージョレヌーヴォーは良くない」と口々に言いながら、様々な紙面やメディアを騒がしていました。ですが、良くなかったのは「味」ではなく「量」だったそうです。記録的な不作で出荷数は少なくなったものの、味はむしろ例年に勝るとも劣らない味わい深いものとなったそうです。

ボージョレヌーヴォー

今か今かと午前0時を待つ皆様。なんでも本国のフランスでは午前0時前に口にした人で逮捕された例もあるとか。田崎真也さんが力強く「60秒前」というと、ゴクリと唾を飲み込む音がします。「かんぱーい!!」リンリンリーン。グラスとグラスが重なり奏でる重奏は解禁を知らせる鐘の音のように響きわたりました。「おいしいわね」と口々に漏れるため息、一気に熱気を帯びたドルフィンホール。にっぽん丸にまた素敵な一夜が訪れました。