かもめ課長のブログ

企業秘密、初公開。

日記

2011.10.15

かもめ課長です。

前回のブログでは早くもお正月の話題でした。読んでくださったお客様から「どこの店だ」とお問い合わせが(数件ですが)殺到し、当社のクルーズデスクが(一瞬だけ)大騒ぎになりました。現在制作中のにっぽん丸のリピーターズクラブ「ドルフィンズクラブ」の会員誌の秋号巻頭で特集していますので、会員の方はぜひご覧ください。会員でない方はパンフレットができ次第お送りしますので、資料請求をお忘れなく。

「もう正月の話かよ、めでたい奴だ」というお声もちらほらでしたが、かもめのような因果な商売、時代や季節を先取りしませんといけませんので…、で、今日は来年の春から秋の話です。

にっぽん丸に限らず、日本船のクルーズは、秋に翌春から秋まで、春にその秋から翌春までの商品がどどんと発表されるのが通例です。かもめの会社では今、その、翌春から秋までの「にっぽん丸クルーズ」の商品企画の作業が佳境に入りつつあります。事情をご存じのお客様からは、すでにお問い合わせをいただいておりますが、これが結構大変な作業なのです。まさに「海」(産み)の苦しみなのです。

どの季節に、どこに行くどんなクルーズを作って、どんな楽しみを加えてご提案するか、全社から集めた英知を結集してウンウン唸り、頭をかきむしり、たまにウトウトしながら、喧々諤々、時には怒号が飛び交い、議論に議論を重ねた挙句に、ようやくオギャーと商品が産まれるわけです。かもめなんて会議で何百回も怒られていますし、資料ができずに徹夜したことだって、タクシー帰りになったことだって何度もあります(でも、こないだのタクシーはベンツでしたのでトクした気分♪)。こうした商品企画の一連の作業を、旅行業界では「造成」といいます。ふつうは不動産業界などで土地を整えることをいう言葉ですが、なぜか旅行商品の企画にも使います。

この作業は会社の命運を決するとも言える重要なもの、慎重かつ極秘裏に進められます。にもかかわらず、今回は特別に秘密の写真を大公開します。企業秘密だけに身の危険すら感じますが、ネタに困ったかもめほど恐ろしいものはありません。

(↓)会議終了後なのでちょっと散らかっていますが、こんなところで社長以下の役員・社員がひ、ひ、ふーと息んでおります。このあとはお茶とお菓子で休憩。

こんな会議室でクルーズが生まれます。

(↓)これから生まれるクルーズの案が並んだ表です。これは見せられません。

企業秘密が詰まった極秘資料。30秒後に自動的に消滅します。

(↓)かもめも所属している「商品企画グループ」。午後9時前ですが、かもめを含め、4人が残業中。左奥の女性はかもめと組んでいるT課長代理。かもめの天敵、数字の作業を押し付けられ、格闘中です。右の緑のチョッキさんは主にツアー担当のO次長、年のせいかそろそろ眠くなってきたようです。その奥はかもめの同期のK主任。どうやら会社でのかもめの様子を奥さんにメールする諜報員の顔も持つらしく、常に高度の緊張を強いられます。

残業なうな仲間たち。

 

海に生きる者たちの、産みの苦しみを、かもめがお伝えしました。