7つの星を持つ男、登場。
2011.01.20
かもめ課長です。ぼやぼやしている間に松も明けてしまいました。
先般、正月気分も覚めやらぬ中で、恒例の「新春クルーズ」が終了しました。今年は改装して初めてのお正月ということもあり、これまでは神戸発着の1本だけだったクルーズを名古屋発着との2本に増発しました。この「新春クルーズ」シリーズは、お正月らしく、京都の有名料亭さんとのコラボレーションで毎年ご好評をいただいています。今年のタイアップ先は、ミシュラン三ツ星を持つ老舗料亭「菊乃井」さん(菊乃井さん全店で7つの星をお持ちです)です。ご主人の村田さんは3代目ですが、すんなり後を継いだわけではないようです。フランス料理を学ぼうと渡仏、その後ヨーロッパ各地を放浪する中で日本食の知名度の低さ、地位の低さにショックを受け、世界に通用する和食を目指し帰国、伝統を守りながらも、新たな試みを積極的に進めてきた方です。
かもめは「新春のこんぴらさん初詣クルーズ」に乗船、菊乃井さんのお食事をいただいてまいりました♪
和食ではあまり使わない、フォアグラやトリュフ、ふかひれなどの高級食材をふんだんに使ったインパクトのあるメニューでした。普段、にっぽん丸でお出ししている和食とはずいぶん印象が異なりました。でも、きちんと和食していて、とても美味しゅうございました。お客様も大変喜んでくださいました。
(↓)食材は神戸から積み込みました。2航海分なので結構な量です。
(↓)これはお水。和食の命ですね。
(↓)早速、にっぽん丸総料理長を交えて打ち合わせ。菊乃井さんにとって初めてのタイアップ、スタートです。
(↓)かもめはあらためて高松から乗船。岸壁では讃岐うどんのお振る舞いがありました。
(↓)お振舞いとはいっても完全に一食分。
(↓)完食。
(↓)出港します。寒い中、お見送りありがとうございました。
(↓)菊乃井さんの板さんとにっぽん丸コックさんが打ち合わせ中。菊乃井さんの板さんには外国の方もいます。
(↓)蓋物 「百合根饅頭(フォアグラ・鶉ミンチ) 結び青味大根・人参 トリュフあん」
(↓)強肴 「七宝蒸し フカヒレ すっぽん 干し貝柱 聖護院蕪 クコの実 松の実 小角生姜 露生姜」
などなど、全9品、すべてお見せできないのが残念です。さすがにもう、おなかいっぱいですが…
(↓)水物 「ピスタチオアイス マンゴースープ あられピスタチオ」
(↓)食後には村田さんのトークショー。波乱万丈の人生を語っていただきました。場内は笑いの渦。
(↓)最後に全員で記念撮影。前列の女性は舞妓さん、芸妓さん、地方さん。華麗な舞を見せてくださいました。
(↓)菊乃井のご主人とにっぽん丸総料理長が別れの握手です。
和食の新しい形を見せていただき、わー、ショック。
スミマセン、かもめでした。