かもめが飛んだ日。
2010.03.29
かもめ課長です。
おととい、Newにっぽん丸の空撮に立ち合いました。いつも撮影をお願いしている写真家の三好先生にご一緒させていただきました。この日のにっぽん丸の予定航路は、夜明けを駿河湾で待ち富士山を見て南下、伊豆諸島を周遊しようというものでしたので、まずは富士山とNewにっぽん丸のめでたいショットを押さえたいと思っていました。
ところが、当日はあいにくの曇り空。朝5:00に東京ヘリポートに集合、当初の予定では5:40にテイクオフして駿河湾で本船とミートする予定でしたが、空模様とにらめっこしながら飛ぶタイミングを待ちます。空が白んできましたが、富士山は見えないとのこと。07:30ごろまで天候の回復を神に祈りつつ待ちましたが、残念ながら現地の天候は回復せず、富士山とのツーショットは断念しました。
その後、伊豆方面は薄日が射しているとの情報があり、南下を始めたにっぽん丸に乗っているかもめの妹と携帯でやり取りしつつ、9:50に石廊崎沖でミートすることにしました。ところが、よく聞いてみるとその時間はお客様の避難訓練の時間。オレンジ色のライフジャケットを着て皆さんがずらりとデッキに出ているところでは構図的にちょっと難しいと思いこれも断念。再調整して最終的に式根島/新島近海でミートすることにしました。
09:30、ようやくテイクオフ。約40分くらい飛んで洋上ににっぽん丸を発見、いよいよ空撮開始です。天候は時折薄日が射す感じ、やや波が高い。「もう少し低く」「今度は離れて」「いいですねー、このままの距離感をキープで」「今度は正面へ」「スピードを合わせて」「水平線と煙突の位置関係を保って」・・・三好先生のさまざまな指示に応じて自由自在にヘリを操るパイロット。お二人のあうんのコラボで、いい写真がたくさん撮れたと思います。朝日ヘリコプターさん、ありがとうございました。
三好先生の写真はまたの機会にして、今日はかもめ先生の空撮写真集をお楽しみください。カメラはオートフォーカスの素人用デジカメ、しかも心得は全くありません。ただ撮っただけです。
(↓)今日の命を預けるヘリ君。朝5時過ぎなのでバックが朝日。このあと、結局飛ぶまでに4時間以上待つことに。
(↓)武蔵小杉上空を経由して海へ向かいます。途中でかもめ家と大桟橋上空を通過。
(↓)見つけました、にっぽん丸。 34-26N/130-03E付近の洋上です。
(↓)空撮開始。正面からのショットも迫力あります。
(↓)式根島と新島の間を通過中。後ろの島は式根島。
(↓)空撮終了して帰投中。平塚あたりから茅ケ崎経由します。これはみなとみらい上空。
(↓)あ、東京タワーだ。
(↓)お、晴海客船ターミナルだ。
(↓)ようやく東京ヘリポートが見えてきました。
(↓)11:58、無事生還。この後トイレに走ります。
しかし、なんであんなものが飛んだのだろう、といまさらながら「鳥肌」が立つ、高所恐怖症のかもめでした。