とうとうやりました。
2009.11.19
かもめ課長です。
昨日、ついに建て増し部分のブロックを載せる作業が行われました。船体構造部に手を入れるこの工事、「船殻工事」というのだそうです。初めて聞く言葉で、何て読むのかもわかりません(多分「センカクコウジ」)。以前のブログでかもめが「こんな大きくて重たそうなものを、どうやってにっぽん丸の上に載っけるつもりなのか」と悩んだものですが、いま、その全貌が明らかとなります。
・・・ 予想通り、クレーンで載せるだけでした。
まずは最上階前方のブロック(↓)。現在の6階屋上部分に載せます。
このブロックには、大きなガラス窓が囲む展望ラウンジや、フランス最高級ブランド「テラケ」の運営によるスパ施設、フィットネスやジムなどが含まれています。
載せた状態を前から撮影(↓)。一番上に載っかった展望ラウンジの前部がご覧になれるでしょうか。先日取り外したレーダーマストも移設され、ちょんまげのように誇らしげです。
ここで水平線を見ながら、ルピシアのオリジナルブレンドの紅茶なぞ飲んだら、きっと極楽♪です。
お次はこれ(↓)。後部に新設されるダイニングルームのブロックです。
重さは60トンあるそうで、クレーンで吊りながら位置を合わせて載せて、完成です。客船ですので美しい仕上げも重要ですから、大がかりな作業の中にも細心の注意を払っています。屋内席に加え、デッキ部分にも席を作りますので、天気のよい朝や昼は、潮風を感じながらのお食事も楽しめます。すしバーもこのブロックに作ります。すし好きで、昨日もすしを食べた(回っていました)かもめが、個人的にとても期待しているエリアです。
これで「増築」となる部分は大体完成です。Newにっぽん丸は最終的にはロイヤルブルーと白のツートンカラーになりますので、白い船体のままで完成したこの状態はとてもレア、もう見られないかもしれません。
日増しに寒さが厳しくなる季節、工事の順調な進捗と現場のみなさまの安全を願う、かもめでした。
※ 写真は三菱重工業(株)のご了解の上、掲載しています。