夏の礼文津軽クルーズ2日目:大湊から恐山ツアー
2018.08.25
こんにちは、かもめ課長です。
かもめはただいま下北半島は大湊港に来ています。岸壁からバスで30分の日本三大霊場で名高い恐山へとやってきました。バスを降りた瞬間にあたりには硫黄の香りが立ちこめていて少し異様な雰囲気です。山の上に来たのだから涼しいのかと思っていましたが、あたりは日陰のない真夏の暑さです。「何か見かけてもついて行ってはだめよ」と、バスガイドさんに言われて、少しだけ涼しくなりましたが・・・。
カラン、ヒュルル、カラカラ。霊場のそこかしこに立てられた風車の音が風が吹くのに合わせて音を立てています。どこか懐かしい色合いと音に、ここはどこだろうと考えてしまいました。
ここは賽の河原。三途の川を渡ってあの世へと続くその途上です。恐山は実はあの世を体験できるのが人気の秘密なのです。綺麗な場所だったなぁ。帰りたくなくない〜!って思うと最後!戻ってこられないそうなのです・・・。
その後に北洋館という戦争の歴史を展示している資料館を訪ねました。当時の貴重な品の数々が並びます。南極観測船がペンギンと記念写真を撮っていたり、気高い馬のポストカードなど生き物に纏わるもに興味をもったかもめです。
そしてにっぽん丸は大湊港を出港しました。まもなく津軽海峡で潮がぶつかっているのを目にすることができました。太平洋と日本海の潮目でしょうか、はっきり海がぶつかっていてざわつく海面とぴたっととまった溜まりのような部分が神秘的でした。
夏空の許でクルーズが続きます。ビンゴゲームで盛り上がってウォーキングをして新商品らしいイタリアンソーダを頂く。心地良い休日です。
デッキにでてみると凪いだ海面に落ちていく夕陽がキラキラと輝いていました。静かに遊ぶ光が天使のように・・・って、あれれ?まだかもめは恐山から戻ってきていない?
なんていうことはなくしっかり海に脚をつけて次の寄港地を目指しています。暮れなずむ夕陽が美しく今日も洋上には素敵な時間が沢山あったなぁと浸ってしまいました〜!