小笠原硫黄島3日目:父島入港
2018.05.16
こんにちは、かもめ課長です。
にっぽん丸は早朝6時に父島の湾内へ入り、まもなくブイ係留が開始。普段からかもめも愉しみにしている係留が終わるとぴたっと着岸したように停止するにっぽん丸です。
その後に始まるおはよう体操、あれ?いつもよりちょっと入港が早いような気がします。いつもは体操しながらブイの係留作業を見ている記憶が・・・ともあれ運動のあとの朝食は変わらず最高の味。朝からとってもよい気分で1日が始まります!
かもめはにっぽん丸の講師として乗船されているエンターテイナーの方々と一緒に亜熱帯農業センターへ行きました。固有種を中心に数多くの花々を見る度に、みなでおぉーっと歓声を上げて楽しみました。
その後に中央山に登って展望台からにっぽん丸の姿を探します。高いところまであがると一気に視界が開けて発見、見慣れたブルーと白の船体が亜熱帯のジャングルの中にお目見えです。帰りはシダ植物を見ながら下山しました。
お昼にはお客様と心待ちにしていたイベント“海亀の放流”に行ってきました。よちよちと砂利を掻き分ける姿がなんとも可愛らしい、それでもやっぱり海亀、海面まで辿り着くと一気にスピードをあげて沖合へと泳いでいってしまいました。何だか励まされるようなそんな心温まるイベントでした。
そして午後には極上の碧を見に行くために清瀬方面に北上、高台から美しい神秘の色をみてきました。開けた大地で大きく息を吸い込んで目を細めながら透明な海の色を焼き付けます。
美しいという言葉だけでは言い表せません。筆舌尽くしがたい景色はわずか数分見るだけでも感動で日々の疲れを忘れてしまいます。この幸福な時間にありがとうとお別れを、そろそろ通船で本船に戻る時間が近づいてきました。