小笠原スプリング2日目_初航海日、初ザトウ!
2017.03.08
こんにちは、かもめ課長です。
カンカン、カンカン、カンカン、カンカーン。8回の聞き慣れた鐘の音が聞こえるとホッとします。八点鐘(はってんしょう)といって時計が普及していない時代に、時間を船内に知らせるために出来たシステムだそう。にっぽん丸キャプテンの二宮さんが朝8時の訪れを告げ、航路図の確認、海況の把握と色々な安全運航を管理してにっぽん丸が少しずつ小笠原に近づいています。
午前中にかもめが出てきた講座はふたつです。牛山クルーズコンシェルジュの初乗船の方へのにっぽん丸での過ごし方の説明と、小笠原の現地での過ごし方をアナウンスした観光案内のトークです。やっぱりこういう風なお話を聞くと段々と実感がわいてきます。
そして東京の晴海港から小笠原まで1000kmの間、ずーっと絶海と思われているクルーズの旅ですが、実は途中で二回も陸地?をみます。まずはアホウドリの生息地として少しばかり有名な鳥島です。
今日のアホウドリ達はサービス精神が旺盛でにっぽん丸のお客様が手に届くような距離まで近づいてきてくれました。ぷっくりまあるいお腹がなんとも可愛げです。
貴重な種類のアホウドリもすぐそばを飛んだりとお客様の中にはアホウドリ見たさで乗船したという強者もいらっしゃいました。定期船ではこの鳥島に立ち寄ることはないので貴重な機会なのです。
そして次に見えた陸地はわずか数十メートル、高さ100m弱の孀婦岩という不思議な岩です。今航海中、お客様とお話していて、初めに鯨が見られるとしたら孀婦岩のあたりです、と言っていたのですが・・・
あー!あーーーっ!遠くで何かばたばたしていたように見えました!本船前方やや右側。あれはぜーったい白波ではありません。ということは!?
ザトウクジラがにっぽん丸からおそらく20mくらいの距離で出てきてくれました!にっぽん丸の初ザトウは3/9になるかなぁと思っていたら一日はやく出会ってしまいました!!背中に尾びれにとバタバタ落ち着かない様子で、アホウドリにつづいて何ともサービス精神旺盛なザトウです!(パタパタ!)
その頃クジラを見過ぎた方々は少しずつ船内に戻ると何やらドヤッと盛り上がっている一画がテラスにありました。にっぽん丸恒例とも言える輪投げ大会です。この輪投げ大会の賞品のひとつににっぽん丸ボールペンというのがあるのですが、コレ!とってもとっても書きやすいのです。一回使うとやめられません。ぜひ本船で輪投げを楽しんでいつかゲットしてみてください〜!