鞆の浦で気分は映画のワンシーン
2017.01.20
こんにちは、かもめ課長です。
宝船クルーズで立ち寄った鞆の浦港。かもめはにっぽん丸が入港する前日から町に入って待ちうけていました。予定通り翌朝に入港の知らせを聞きつけると、漁船でさっそく鯛網船で歓迎の儀を行いました。
町に戻ったかもめですが・・・こんな眺望のところ鞆の浦にあったかなぁ・・・っと、実はここは滞在していたホテルの露天風呂です。朝6時過ぎから沖合に向かったため冷えきった体を暖めるべく一休み。またこの数十分後には岸壁で通船を出迎えに向かう予定です。
通船岸壁にまもなく到着すると、第一便が来る前から既にワイワイと人が集まっていました。テントでは甘酒や鞆の浦の方々が作ったアクセサリー、それに広島県のお好み焼きや中華そばなどが目白押し、また集まっている人達は本日開かれるにっぽん丸の船内見学会に行くのを待っている方々もいらっしゃいました。
一通り通船のお見送りや岸壁の確認を終えたので鞆の浦散歩にでかけるかもめです。ふらっとお土産屋さんでは朝の鯛網船を思い出す鯛の品々や港に工場のある保命酒ののど飴など既に馴染みを感じる品々にも出会いました。
「こんにちは、かもめさん。」久しぶりにお会いするお客様から声をかけて頂きました。「ね、知ってる?鞆の浦って色々な映画のロケ地になっているのよ!」それは知ったからには巡らねば!パタパタ。さっそく教えていただいたのはヒュージャックマンの出演する[ウルヴァリンSAMURAI]でのロケ地です!
ウルヴァリンに登場したのは言わずとしれた大田家住宅と常夜灯です。夜にはしっかりと灯火もつく鞆の浦のシンボル的な存在。やっぱりこの場所は絵になるなぁ。しかも通船岸壁が目の前に!にっぽん丸の通船、なんと良い所に通船を発着させるのでしょう〜!(パタパタ)
次にめぐったのは重松清さんの小説を映画、ではなくドラマ化した[流星ワゴン]!2015年の3月まで放送されていました。ここに登場する主人公の永田家の故郷がどうやらこの鞆の浦だそうです・・・
そのドラマのワンシーンでは鞆の浦の町並みを見下ろす医王寺さんに行ってみました。町から徒歩でいってもわずか20分。石段は心地よく登りきると開放的な景色が疲れも忘れさせてくれます。あったあった、流星ワゴンにもしっかり登場していた医王寺の鐘を発見です!
最後はスタジオジブリから[崖の上のポニョ]。こちらの映画はご存じアニメです、それなのにロケ地?どうやら鞆の浦はポニョに描かれる町並みの舞台となっているそうです。何でも宮崎駿監督もポニョの制作時期に鞆の浦に長期滞在をされていたとのことでした。
かもめは町を見渡すために山側を抜けるグリーンラインにやってきました。以前は展望道路として有料だったそうですが、今は無料で入ることが出来ます。その途中にある橋の上からの景色は見た時、言葉を失ってしまいました!
段々と日が暮れていくと最後の通船が岸壁を離れ、いよいよ出港の時間です。午後17時過ぎ、沖合に見えていたにっぽん丸はゆっくりと動きだし徐々に小さくなっていきました。じっくり巡った鞆の浦、ここは初春の宝船に相応しい寄港地だった気がしました〜!