かもめ課長のブログ

秋の世界遺産2日目:日高入港

国内クルーズ(3泊~5泊)

2016.09.23

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こんにちは、かもめ課長です。

黒潮に乗って和歌山沖合を航行するにっぽん丸、本日の入港は11時の予定なので午前中は束の間の航海時間です。デッキゴルフで体を動かしたりナプキンで王冠を作ったり様々なイベントも盛り上がっています。

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だんだんと和歌山県日高港が近づいてくると、どこからともなく多くのお客様がデッキで近づいてくる岸壁を眺めていました。着岸に向かう航海士の真剣な姿や岸壁でのセレモニー準備の様子など見慣れないシーンに釘付けです。

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日高港に到着したにっぽん丸を迎えてくれたのは・・・県内のゆるキャラたちです!その数4人。ゆるキャラ集会とも言える豪華な顔ぶれ、そんなシーンを抑えようと周りはまるで記者会見です!

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かもめは本日「世界遺産の地、高野山観光と精進料理」というツアーに参加してきました。バスを走らせ2時間、山の上まであがると気温も少し下がり雲の上まで来たような感覚になります。早速頂く精進料理は、ひとつひとつ味わい深く、じわっと噛みしめる度にありがたみを感じるものでした。(パタパタ)

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食後に高野山金剛峯寺まで足を伸ばします。と言ってもわずか数分で到着。紅葉や松の緑に囲まれた門前の石段を登ると自然と心が静まってきました。

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ポツリポツリ。あいにくの天気ですが、傘を忘れたかもめでも全く問題ないほどの小雨でした。お寺さんの屋根を伝うように入り口まで歩くことわずかに3分、堂内に入るとわずかに軋む板の間の感触を裸足で楽しみます。

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高野山真言宗3600ヶ寺の総本山として知られる金剛峯寺、一部屋ごとに違う襖絵、廊下を渡ればがらっと変わる庭の風景、中をめぐるほどに美しくただただため息ばかりが漏れてしまいます。

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ポツリポツリ。軒先からしたたる雨垂れ越しにみるお庭は、水化粧をした木々が生き生きと生命力を放ち、地面もしっとりとして石本来の表情を見せていたように見えました。

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金剛峯寺を後にしてにっぽん丸の待つ日高港へと戻ってきたかもめです。先程までの別世界に浸りながら名残惜しくも乗船すると、ボォーという汽笛とともににっぽん丸は岸壁を離れていきました。「いってらっしゃーい!」と岸壁からは日高の方々がお見送り、「いってきまーす!」と力一杯応えて別れを告げます。

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ディナーを食べ終えると、KANAMEさんの魔術ショーが始まりました。まどろむような仙術、数字を見通す千里眼など、ドルフィンホールに訪れた神秘的な時間は先程の高野山1200年の歴史を少し思わせるような別世界への誘いでした。覚めない夢に落ちていくような・・・明日どうか無事に広島港にへと入れますように・・・。