美食の船旅5日目:松花堂弁当
2016.06.15
こんにちは、かもめ課長です。
とうとう美食の船旅も最終日です。もう終わりかぁ、と下船を待つばかり、と思っては大間違い。神戸の帰港予定は午後14時、半日の瀬戸内海航海に加えて、ランチにはささ木一門の松花堂弁当が待っているのです。朝の厨房を覗いてみると大忙しです。
それもそのはず、朝ご飯の時間よりも前からブレイクファストビュッフェを用意しながら、その隣で昼の松花堂弁当の仕込みをする、という同時進行の神業を行っているのです。ですが一歩、厨房からでればそこは穏やかな瀬戸内海。先程と打って変わってゆったりとした時間が流れています。
かもめはビュッフェで腹ごしらえをしてもう一度厨房に戻ると、まもなくして盛りつけが始まりました。ずらっと並ぶのは全客食300数十個、それでもひとつひとつ効率的かつ丁寧に手作業で盛り付けが行われていきます。
結び目は縦ではなく横に。ふわっと蝶々の羽根のように降ろすこと。もちろんこれもひとつひとつ手作業で結われていきます。みていて感動ものの丁寧さ、まるで宝物を包むような優しさがにじみ出ています。
ふわっと結び目をほどくと目に飛び込む繊細な盛りつけ、鼻に届く出汁、鱈、トマトの酸味の香り、口に運ぶのが惜しまれるほどの仕上がりです!
やっとのことで全体を見てみると御飯、前菜、主菜、副菜と分かれ、それに煮凍りの茶碗蒸しが添えられています。どれをとっても超一流、これぞ美食の船旅!!最終日にこの満足感はなかなか味わえません。最終日にして感動のランチタイムを満喫しましたっ!