春の伊勢志摩1日目:洋上で聞く12人のオーケストラ
2015.04.23
こんにちは、かもめ課長です。
東京シティフィルの皆さんがホールに入ってきました。静かに着席すると、コンサートマスターの目配せを合図にそのまま初めの一曲が始まります。さきほど出港の時に聞いた音楽・・・初めの曲は「80日間世界一周」です!80日で世界を回れるか、と勝負に出た人が、「出来なかった!」と悔やんだところ、日付変更線があって実はちょうど80日で間に合った、というお話だったと思います。
まさに船のコンサートにふさわしい選曲。そして何より横浜出港のこの日この時にふさわしいですね。そこからは映画音楽を中心にピッコロ、オーボエなどいくつかの楽器をソロでフィーチャーしながらのお届け。
コンサートマスターの戸澤さんがMCを兼ねて皆様をご紹介。時には冗談なども交えながらの軽快なトークが聞けました。少し雰囲気がほぐれたところでまたアンサンブルが始まります。
映画「さよならはもう一度」からブラームスの第三番が演奏されました。弦を弓が引く音の繊細な音色には憂いがあります。思わず私達が指揮者になったような感覚で指を揺らしてリズムをとってしまいそう。船上で聞く12名のオーケストラ、それは豊かで心地よい旋律。東京シティフィルの皆さんは今日にっぽん丸のために少ない人数ながらもスペシャルメンバーを揃えてくれたそうです。明日からのイベントや、もう一度予定されているメインショーもお楽しみに!