飛んで沖縄7日目:那覇で琉球王国の繁栄を見る!
2015.04.17
こんにちは、かもめ課長です。
前回の那覇では国際通りを散策したかもめです。定番だなぁと思いつつも、また定番の首里城に行くことにしました。那覇クルーズターミナルからは県庁前駅まで歩いてそこからゆいれーる(モノレール)で15分くらいです。
首里駅で降りてから時間もあったので、首里の城下町をふらっと路地裏に迷い込むことにしました。那覇市内といってもそこは沖縄、そこかしこの屋根や玄関にシーサーが遊び、ハイビスカスもところどころで風に揺れていました。
途中から首里城への散歩道に入っていくと厳かなアコウの木がお目見え、凛として立つ姿は大きな木陰を作り、ほてった体を少しだけ冷やしてくれます.
あ、守礼門。きっと見つけた時は口が開いていた気がします!高校の修学旅行ぶりでしょうか、あの時に見た記憶の門よりも少し小さく見えました。(それでも充分大きいです!)
礼儀を守る沖縄の人、きっとそれが由来かな?だから守礼門!と勝手な解釈をするかもめです。重厚な石階段を上っていくと、先程迷い込んだ城下町の路地裏まで一望できました。
守礼門から歓会門、さらに奉神門を抜けていった先に鎮座する正殿がありました。琉球王国のもっとも高貴な場所です。中国宮殿のようですが、構造は日本の建築様式を取り入れた三階建、時期は14世紀末の創建だと推定されているそうです。・・・700年前?と思うと凄まじいですが、数度の焼失で復元や修復を繰り替えして今の姿になっているそうです。
立体的に彫り込まれた極彩色の装飾はどこか中国文化の影響が見られます。あるいは火事のための備え壺や当時のままの石のレリーフなど、細かい意匠にも様々な見所がありました。
そして最後は御差床(うさすか)と呼ばれる琉球国王の玉座へ。漆黒の柱に細かい螺鈿細工、赤と金の立柱、龍の手すりなどまさに王の座にふさわしい佇まいです。じっくり見ていると龍や華の模様の中に混じって、葡萄やリスがいること。なんででしょう、気になります。ワインが好きでリスを飼ってたのかな・・・。
もやもやっとした疑問も残るものの首里城は予想以上に楽しめる場所でした!港から直接タクシーで行ってもそれほどかからなそうですし、数回ある那覇寄港のうち、ふらっと遊びにくるには最適だと思われます。行ったことある方も多いと思いますが、継続乗船の方は良かったら次の那覇寄港中にも訪れる候補にしてみてくださいませ。