かもめ課長のブログ

小笠原のこぼれ話その3:ザトウクジラな日々

その他クルーズ関連

2015.04.01

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こんにちは、かもめ課長です。

小笠原クルーズばかりとりあげてると他の港に怒られてしまいそうなのでこれで最後にします。(それにしても小笠原は良かったなぁと一ヶ月経ってもひたっているかもめです)透明な海の中でゆらゆらと泳ぐイルカたちが忘れられません。

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海を見てるとスイッとイルカが跳ねてくれたり、ハートロックも想像してたよりずっと断崖絶壁のインパクトがあったし、南島の扇浜も陸から海から色々な愉しみ方が出来まして、本当に沢山の魅力がありました。

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でも小笠原の書ききれなかったこぼれ話ラストはやっぱりクジラです。にっぽん丸から漁船でウォッチングにでかけると間近で見ることが出来る!のですが、前回のかもめが乗った時はたまたまジャンプしてくれませんでした。(そういうこともあります!)でも他の日はザパザパ飛んだり跳ねたり・・・その様子もお知らせしておかないと・・・

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かもめが初めてホエールウォッチングに出たその日、わずか30分くらいの間にこれでもかというほどのアクションが見られました!尾っぽを振り回したり、跳ねたり、ひっくり返ったり・・・

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中でも一番見られるアクションのひとつ”フルークアップダイブ”という尾びれをあげて深く潜る仕草。地味なのですが、近くで見てると水飛沫が噴水から流れるようで、あるいは海に出来た白糸の滝のようで、とてもとても綺麗でした!

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この尾びれ、実はクジラにとっての指紋のようなもので、個体識別の役割を担っているそうです。よく見てると全く違うのが分かります。白かったり黒かったり、グレーだったり模様になっていたり・・・何でも小笠原のホエールウォッチング協会では1000体分の尾びれをまとめているのだそうです。「あ、さっきのクジラだ!また会った!」という具合にすぐに尾びれの模様で分かったりするのもウォッチングの醍醐味かもしれません。

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でもなんと言ってもザパザパする代表はブリーチングというジャンプのアクション。15メートル近い巨体が空中で翻って大きな飛沫を上げる姿はまさに生命の神秘。かもめも見た瞬間、目の前の時間がゆっくり流れたような気がしました。(本当は一瞬すぎてあっという間です)

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小笠原に行ったときに漁師さんが言ってました。「クジラは優しいんだよ、昔は一緒に泳げて体をひねってはダイバーを避けてくれたものだ」。今回、クジラが一度だけゆっくり体をあげて、そのまま潜っていく変わった仕草がありました。その時にクジラと目があった気がしました。優しそうな目。何だか、もう一度小笠原の海に戻りたくなりました。

でも!小笠原クルーズは少しお預け、これからのにっぽん丸は沖縄や花火や北海道の季節が始まります!(ちょうどザトウクジラの見られるベストシーズン2月〜3月も終わりました!)ですのでクジラさん達には少しお別れ、また来年にっぽん丸で優雅な船旅と共に会いにいきましょう〜!