Newにっぽん丸、浮きました。
2009.12.24
メリークリスマス!! かもめ課長です。
めでたくNewにっぽん丸が海に浮きました。これまでドライドックで進めてきた作業が一旦終了、作業岸壁にシフトするためにドックアウトしたのです。天皇誕生日を返上しての作業でした。
閘門(コウモン)で仕切られて干上がっていたドックの中に横浜港の海水を注水します。前日に「半注水」して2日がかりです。で、後は待つのみ。外の海水面と同じ高さになったら閘門さまを「控えおろう!!」とばかりに開いてにっぽん丸を海へ曳き出し、移動させるのです。
ところでこの閘門さま、どういう風に開くのかと思えば・・・(↓)、倒れるんですね。なんとなく観音開きを想像していましたが、よく考えればそれでは水の重みにもろに逆らうので大変な動力が要りますよね。自重で倒す方が手っ取り早くて、納得です。でも立てるときは・・・重そうですね。
そして、出港作業自体はいつもと大きな変わりはなく、タグボートに引かれて離岸、後進で海へ出ます。
ところで、上の写真に記録映像撮影のカメラマン(女性なのですが)が写っていますが、ツナギに安全靴に防塵マスク、防寒ジャンバー、です。ドックでは、社長でも役員でも平社員でも、みんなこの格好です。下の写真は別の日ですが、かもめ(右)も生まれて初めてツナギを着ました。我ながら、結構似合っていたなと思います。
作業中に、偶然にも沖合いを横浜港に向かう「ぱしふぃっくびいなす」さんが通過するところをキャッチしました。あちらからも見えたでしょうか。そういえば先日、「飛鳥2」さんが横浜港入港のためにドック沖を通過した際には、キャプテンから「改装中のにっぽん丸が見えます」との放送があったそうです。
工事の足場などもそのまま。多くのツナギ姿やヘルメット姿のお客さんを乗せた超ミニミニクルーズです。写真が小さいのでわかりにくいかもしれませんが、ちょっと不思議な雰囲気です。
そして、ドック内の作業岸壁に着岸(といってもすぐ隣なのですが)して、作業完了です。
昨日更新しなかったお詫びに画像大放出しました、かもめでした。
※ 写真は三菱重工業(株)のご了解の上、掲載しています