第9の寄港地、バレンシア!
2011.06.01
マドリッド、バルセロナに続く、スペイン第3の都市バレンシア。
日本でもバレンシアオレンジやカクテル”バレンシア”などで馴染みがありますが、
なによりここバレンシアは「パエリア発祥の地」として世界的に有名です。
にっぽん丸でも、「パエリア祭り」と題した入港歓迎のイベントを開催。
バレンシアの青年音楽隊、地元の子供達によるフラメンコ、
そして数百名分のパエリアを一度に作れる大鍋が登場しました!
こんな大きな鍋は見たことがないと、皆様大盛り上がりです。
写真に写っているパエリアは、エビやイカ、貝などが入った、いわゆる「シーフードパエリア」。
これが日本人の考えるザ・パエリアですが、バレンシアの伝統的なパエリアは、
「パエリア・デ・カルネ(Paella de Carne)」という肉類のパエリアだそうです。
肉類のパエリアと言っても、使うのは牛や豚ではなく、ウサギ肉か鶏肉。
バレンシア県の中でも街によって使われる食材は違い、
他にも、フィデオ(Fideo)というスパゲッティを入れた「パスタ・パエリア」や、
「イカスミパエリア」など様々なパエリアがあるそうです。
その4種類全部を召し上がったというお客さまいわく、
「パスタ・パエリア」が、とにかく美味しかったとのこと。
パエリアの食べ比べが出来るのも、発祥の地だからこその贅沢ですね!
小腹も満たされ一息つくも束の間、お待ちかねの子供達によるフラメンコです。
まず自己紹介と共に1ポーズをとると、その度に「可愛い!」と拍手喝采の嵐。
踊り始めれば、旅の疲れもなんのその、一同メロメロで写真撮影です。
興奮の熱気を冷ますのは、バレンシアオレンジジュースとサングリア。
降り注ぐ太陽の下で飲む、果汁生搾りのフレッシュな味わいは格別。
でも飲み過ぎにはご注意を、サングリアのアルコール度数は11%ですから。
ところで、本日の降水確率はなんと80パーセント。
それでも予報を裏切るような快晴に恵まれたのは、にっぽん丸マジック?
あるいは、皆様の日頃の行いが良かったおかげでしょうか〜!?
写真・文 : 中村風詩人