第二の寄港地、チュークとにっぽん丸アイランド
2012.05.15
午前6時、ちょうど朝日の時間にチューク諸島の環礁を抜けて目的地の港には8時に入港しました。聞き慣れないチュークという街、またミクロネシア連邦という国、日本から来るにはグアムから週3便就航している飛行機に乗らなくてはなりません。南国の原風景を色濃く残す島は、果たして皆さんの好奇心を満たしてくれるでしょうか。
今回にっぽん丸では無人島を一島貸し切りました。その名も「にっぽん丸アイランド」です。現地ではオローラ島と呼ばれている直径100mあまりの小さな島ですが、シュノーケリングや砂遊び、またもぎたてのバナナやココナッツを楽しむことも出来ます。お客様の中には本格的にウェットスーツを着た方や開放的なスタイルな方など、それぞれの南国を楽しんでいるご様子でした。
ところで、周りが全て海水に囲まれた小島に、なぜヤシの木などの植物が育つのでしょうか。実は「熱帯特有のスコールがあるから」生きていることが出来るのだそうです。定期的に大量の真水を得られる、というその土地柄だからこその自然の摂理を感じます。見上げれば風に揺れる緑の葉っぱ、この植物たちが気持ちよい木陰を作ってくれていました。
写真・文 : 中村風詩人