かもめ課長のブログ

秋の世界遺産4日目:小豆島寄港

国内クルーズ(3泊~5泊)

2016.09.25

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こんにちは、かもめ課長です。

5時半にセットした目覚ましよりも少し早く目が覚めて本日の始まりです。日の出の時刻を見ると5時55分。冬に近づいたなぁと感じる季節です。しまなみに昇る朝日を眺めて過ごす船上の時間はとっても静かな心地です。

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ガラガラガラ・・・ウィーン。6時を過ぎた頃、わずかに聞こえてきたのは上陸のための通船を着水させるための音でした。昔帆船が主流だったころ、朝に帆をかける船員の姿が美しかったと言われますが、にっぽん丸でも朝の船員さんの作業を見るのは楽しいひとときです。

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通船に乗るための通船台が降ろされ運航が開始されました。先発便で上陸地の安全確認が出来れば皆様を乗せた第1便が本船を離れます。

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瀬戸内のブルーの水面にできた通船の作る航跡が、にっぽん丸へと続いているのを見ると、あれ?船から船で離れてる?と不思議な気分に・・・。本日も快晴です!

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にっぽん丸の入港を歓迎してくれたのは小豆島の皆様、中でも通船上陸地で初めに出迎えてくれたのは近くの幼稚園の子供達。気分は小豆島オーケストラ、にっぽん丸のお客様皆様も立ち止まっては拍手に笑顔の気分華やぐ瞬間です。

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かもめが参加したのは「日本三大渓谷美 寒霞渓ロープウェイとオリーブ公園」というツアーです。まず訪れた寒霞渓は、かもめも前を何度も通ったことがあるものの、今回初めてのロープウェイ乗車でした。

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渓谷を綱渡りのように抜けた先には眼下に広がる瀬戸内海。「あー、にっぽん丸!」と指差す先には小さくファンネルだけを覗かせるにっぽん丸が確認できました。

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寒霞渓を後にして向かったのはオリーブ公園です。日本では鹿児島など別の場所でもオリーブ畑が作られましたが、なんと畑作りに成功したのは小豆島のみでした。その原木なども植えられている由緒ある場所です。

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緑の小道を抜けた先には真っ白い風車がありました。サントリーニかキンデルダイク、あるいはアンダルシアを思わせるような風景に、遠くまで旅してきたなぁという気持ちになりました。

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こうして無事に船に戻ってきたのは昼の12時30分。あと半日・・・ではなく、にっぽん丸はまもなく出港です!小豆島滞在は元々半日の予定で、皆さまは行きたいところを前もって決めて行ってきたご様子。これより大洗港に向けて出航です!

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瀬戸内海では3つの橋を通過します。西側から来島海峡大橋、瀬戸大橋、そしてこれから抜ける明石海峡大橋です。その明石海峡を撮る!というイベントに参加したかもめです。お客様と一緒に撮影後の記念写真。秋の航海の思い出がまた増えました!

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瀬戸内海は今日も穏やかに、うねりの無い海面を揺らすのはわずかに吹く風のしらべ。キラキラと太陽が反射するのに目を細めているのも全身で自然を感じている気になります。ドンブラコドンブラコ、もちろんにっぽん丸にはエンジンが付いていますが、瀬戸内海にぽっかり浮かんでいるような気がしてしまいました!