かもめ課長のブログ

秋の世界遺産3日目:広島寄港

国内クルーズ(3泊~5泊)

2016.09.24

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こんにちは、かもめ課長です。

日高港を出発して数時間、深夜に瀬戸大橋を抜け瀬戸内海へと入ってきたにっぽん丸です。朝方に目が覚めて外を眺めると穏やかな瀬戸内海らしい水面に太陽の光が揺れていました。

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日本海は怒濤、瀬戸内海は鏡。と例えられるほどに穏やかな水面。本日のにっぽん丸はまるで湖に浮かんでいるように海面を滑っていきます。対岸には大きな外国船も見え、段々と入港予定の広島宇品港が近づいてきました。

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本日かもめは「写真家中村風詩人と行く瀬戸内しまなみ海道ツアー」に参加してきました。広島からしまなみ海道の玄関となる尾道へ、一昨年ににっぽん丸が入港した瀬戸田で名物のたこ飯を頂き平山郁夫美術館を見学に行きます。

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瀬戸田のある生口島から多々羅大橋を渡り大山祇神社の待つ大三島へと向かいます。本日のフォトツアー最初の地、大山祇神社で実践したのは枠を作る構図です。写真の四方や時には中心を囲むことで窓の中から景色を眺めるような立体感が生まれるそうです。ふむふむ。

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次に訪れた亀老山展望公園では、被写体を小さく隅に置く構図で物語を感じる写真を撮る方法を学びました。朝は曇っていた空もいつのまにか快晴になり、展望台に立って雄大な景色を眺めていると先程までの足の疲れも忘れてしまいます。

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本日最後に習ったのは平山郁夫美術館で見た絵画と同じ構図を、縦で連作にすると掛け軸のようになるというものでした。1999年に平山郁夫先生もこの同じ場所から来島海峡大橋を描き、しまなみ海道53次を仕上げたと思うと感慨深いものがありました。

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ツアーの帰りに広島宇品港まで戻るとすっかり暗くなっていました。バスの窓からにっぽん丸の後ろ姿を見つけた時には、思わずただいまっという気持ちになったかもめです。

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出港は5人の武将がお見送りに来てくれました。「また来るがよいぞー!ありがとうじゃー!」と有りがたい言葉を頂いたお客様はすかさず「かたじけなーい!」と負けていません。今日も笑顔の絶えない出港のひととき、ゆっくりとにっぽん丸の夜が更けていきます。