かもめ課長のブログ

春の伊勢志摩3日目:東京シティフィルコンサート第二夜

国内クルーズ(3泊~5泊)

2015.04.25

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こんにちは、かもめ課長です。

本日のメインショーは初日の夜に続いて東京シティフィル・アンサンブルのコンサートです。第二夜では皆様にお馴染みのモーツァルトの交響曲をお届けします。「おそらくにっぽん丸でシンフォニーが演奏されるのは初めてだと思いますよ!」とコンサートマスターの戸澤哲夫さんが語ると会場もざわめきます。

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2曲目からメンバーも編成されてフルート四重奏へ。全身を大きく動かしながら軽やかなリズムが心地よいフルート。それにヴィオラ、ヴァイオリン、チェロが加わり何とも上品なカルテットが完成しました。

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3曲目はオーボエの本多啓佑さんを招いてのカルテット。ヴィオラとチェロは変わりませんが、ヴァイオリンがバトンタッチ。オーボエではなかなか出さないような高い音が聞こえてくると、超絶技巧の早さで音符が波のようにやってきます。オーボエと油断していると驚くほどのハイテンポな音楽に会場も驚きながら聞き入っている様子です。

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室内楽の最後は弦楽四重奏。お客様の中には、やはりと頷かれている方も多くみられます。副題に「春」と名付けられたモーツァルトがハイドンのために作ったと言われている一曲が演奏されました。弦楽器の音色はどうしてこんなに船旅に合うのでしょう。不思議です。

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最後に全員が出そろってのシンフォニーは、モーツァルト第29番から、第1楽章と第4楽章をお届けします。船上で12人ものアンサンブルが奏でる至上のひととき。セミフォーマルのスーツやドレスに着飾った皆様、是非帰り道にはデッキから夜空を見上げてみてはいかがでしょうか。美しい音色の余韻が、静かな波に混じって聞こえてくるかもしれません。